「軍隊をすてた国」として最近注目を浴びている、中米・コスタリカ共和国。その歴史、政治、経済、文化、外交、社会、生活などに関して、本や原稿を書いたり、映画を作ったり、講演をしたり…というのが、私の仕事です。また、実際現地を訪れたいという方々がいれば、ピースツアーのコーディネート、ガイド、通訳もやります。
私は15年くらい前から、このコスタリカという国に注目していました。
中米と言えば、映画「サルバドル」で有名なエルサルバドル、36年もの内戦が続いていたグアテマラ、サンディニスタ革命とその後のコントラとの内戦で注目を集めたニカラグアなど、キナくさい雰囲気満点の場所。その中で、ぽつんと軍隊をもたずに暮らしている人たちがいる。メディアはドンパチやってるところばっかり注目するけど、そんな常に「有事」な地域にあって、武器を持たずにヘーワでいる国のほうがよっぽど注目すべきじゃないの?そう思ったんです。
コスタリカという単語と出会ってから、15年以上経った現在まで、机上の勉強を進め、現地に住み、それこそエラい人から大家のおばちゃん、近所のコピー屋のあんちゃんまで、現地に住んでいるあらゆる人たちと会話を交わしました。その結果、わかったことがあります。
周りのドンパチやってきた国ともっとも違うもの。それは、平和というコトバが「積極的に自分たちがつくりあげていく、ポジティブな何か」を指すことです。また、常にそういったことを目指すという、終わりのない「精神的な方向性」も指します。それが、「へいわをつくる」ということなのです。さらに、平和という言葉には、実に様々な意味が含まれていて、現代社会を構成しているありとあらゆる価値観が含まれています。つまり、「へいわをつくる」ということは、よりよい社会をつくるということに他なりません。
では、「へいわをつくる」作業には、具体的にどんなものがあるのか?
それはどういうところに現れているのか? それは次回のお楽しみです♪
(text by 足立力也)
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