2001年9月11日。あの日を境に、私たちの世界は変わったのでしょうか。
私はそうは思いません。
少数の人たちが世界を経済力と軍事力で支配しようとする、前からあった動きが急速化しただけなのです。「テロとの戦い」と銘打って行われたイラク攻撃も、20世紀から練り上げられてきたプランだということは、すでに明らかになっています。日本も巻き込まれているこの動きに対して、私たちはこのまま流され
るしか術はないのでしょうか。
現在の私たちの足元には、解決しなければならない問題が山ほどあります。3百万人を超える完全失業者、3万人を越える自殺者、死地に赴く自衛隊員…。年金や保険、生活保護はカットされても、巨額のミサイルを買う予算はすんなり通ってしまいます。軍事の拡張は国際的な緊張を招き、国を危険に巻き込むばかりか、私たちの日常生活を直接的に圧迫すらします。
私は、コスタリカ共和国という、中米にある国に住んでいました。この国には、半世紀以上前から名実ともに軍隊がありません。中米という地域は、戦争や内戦が絶えなかった、アメリカ合衆国の圧力も非常に強いところです。コスタリカの人びとは、誰もが「軍隊がないからこそコスタリカは平和なのだ」と言い切ります。軍隊がないことで周りの国ぐにの信頼を得ただけでなく、近隣諸国の紛
争も解決し、アメリカとも対等につきあうことができたというのです。さらに、軍事費にまわすお金を福祉や教育にまわすことで、経済的には「途上国」と呼ばれても、社会指標は先進国なみになりました。また、何でも「そこそこ」である
ことで、貧富の差も縮まり、不要な問題もおきない、と考える国民性も注目に値します。これこそ、現在必要とされている価値観ではないでしょうか。
私は、これまで在野でこのような価値観の転換を主張してきました。しかし、急速に悪化する政治の動きに対して重大な懸念を抱き、自分自身が直接国政に乗り込んでそれを変えようと決意いたしました。そのためには、皆様のご支援が欠かせません。政治をするのはわずか数百人の国会議員ではなく、この国に住む私たち一人ひとりだからです。生活レベルで、具体的に、平和をつくる政治。その
ために、皆様のご支援を、ぜひともよろしくお願いいたします。 |