| 5月17日、「河野差別図書差し止め裁判」「共有財産返還裁判」の原告として闘っておられる川村シンリツ・エオリパック・アイヌさんをかこんで、足立力也へいわ本舗事務所にて学習会をおこないました。
1997年までアイヌ民族の権利は「旧土人保護法」というスゴイ名前の法律によって制限されてきました。この法律の廃止と同時に制定された「アイヌ文化振興法」も、アイヌの人々が誇りを持って民族としての生活を築いていく権利を十分保証したものではありません。
北海道に住むアイヌ人は10万人とも言われますが、(社)北海道ウタリ協会に加盟している人はわずかに2万人。その理由はやはり差別への恐れからだそうです。学校でのあからさまないじめは減ってきているが、結婚差別や就職差別、就職できても昇進面での差別などがみられるそうです。
また、「こんな日本に戻ったら北方四島の環境はむちゃくちゃになる」と北方領土の返還に反対されているそうです。「北方四島の現在の住民とも交流があり、彼らはアイヌの先住民性を認めてくれている。北方四島をアイヌに返してくれたら、アイヌも、今住んでる人も仲良く住める所を作りたい」と言っておられました。日本政府はアイヌから取り上げた土地に対して、そこから生じた利益のみ現金で返そうとしている(しかも当時の金額のママ)が、やはりみんなで使える土地を返してほしい、そしてそこをどう使うかはアイヌに任せてほしいという意見でした。
|